漆の本質を、探り続けてこられた先生のお言葉ですが、「漆は21世紀の塗料である」と。
環境や人に優しく省資源・省エネルギー・成分解性である天然物系塗料の漆は、現代科学の目で見ても、素晴らしい光沢・耐久性に優れています。
木の器に樹液を塗り固める漆器づくりは、環境に優しい道具づくりと思います。
漆器は手になじみ、唇にやわらかい、見る目に美しい感性の機微に響いてくる器ですので まずは手に触れてみて漆の肌合いの心地良さを、手に味わって見て下さい。
当工房は、天然木の木地に漆を塗り重ね、時間・手間をかけながら使い手の立場になって、作っていきたいと考えています。